将来の夢は?と聞かれたら

夢は刈るもの?
子どもの頃に、
大きくなったら何になりたい?
と聞けば結構子どもは無邪気に答える。
18歳のラストJK(自称)の娘も、
この問いに対して長い間、揺るがなかった。
「大きくなったら何になりたい?」
「トリマーになりたい!」

幼稚園の頃、「犬になりたい!」
と、七夕の短冊に記した頃より
より具体的になっている。
犬が好きなんだね。
なんて素晴らしい。
もう進むべき道がこんなに明確なら、
やるべきことも見えてくる。
(私も教育ママにはならなくて済んだ。)
高校を卒業したら、
しかるべき専門の学校へ進み資格を
取得すれば、道は開ける。
何なら、海外に武者修行に行けばいい。

夢に向かって準備始める
そんな彼女は、小学生の頃、
プレゼントの真っ白なふさふさ毛並みの
大きな犬のぬいぐるみを、
私がちょっと外出している隙に、
お友達と真っ白なふさふさ毛並みを
バッサリとトリミングしてしまった。

私が帰宅すると、
白いふさふさの毛が家中に散らばっていて、
犬のぬいぐるみは、
ざんばら頭になっていた、、。
彼女のトリマーへの夢は、さらに
具体的に益々膨らんでいくようだった。
「将来的には、お店を持ちたい!」と。
彼女は、お店の屋号や見取り図まで書いて
夢を膨らませていった。

小学生の図工の作品でも、
なりたい仕事でトリマーの版画の
作品を作り、小学校の卒業制作でも、
将来なりたい職業で自分のトリマー姿の
オブジェを作った。
夏の研究でも、トリミングをいつもお願いしている、
トリマーさんにお願いして、トリマーにし仕事に
ついて、協力をしていただいた。

いつからか、、、
それがいつからか、
中学生のある出来事を境に
歯切れが悪くなっていった。
我が家にやってきた、
愛犬くーすけくんのトリミングを
してしまったのだ。
くーすけくんのもじゃもじゃに
耐えかねて、
娘は自分で切ってしまった。
なかなか、うまくできていたが、
それで彼女の長年の夢は、
かなった形となり満足して
しまったようなのだ。

そして、、、今は、別の
目標に向かって頑張っている。
夢はあるようだが、
夢に向かうためには、具体的に
何をするべきかの、
目標が目の前に見えてくる。
親は、応援するしかない。
彼女の人生だから、、、。

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