バレエがピアノにすり替わる

音楽の話で、「止まる」は前回のお話。
次は、「逃げる」のお話。
私の母は、
私に何か一つだけ、
幼少期から習い事をさせてよう
【させてあげよう】と、
考えてくれたようだった。
今で言う、習い事の
体験に行った記憶がある。
最終的には、私も一時は望んでいた、
ピアノを習わせて頂くことに
なったのだが、実は、
一番にやりたい習い事ではなかった。
体験に行き、心を奪われてしまった
一番があった。
それは、「バレエ」だった。
あの髪型、あのドレス、あのシューズ、
あのくるくる優雅に回る姿、、、
子ども心に、これだ!!っと思い込んだ私は、
ついこの間まで、ピアノ、ピアノとは
言ってはいたが、バレエ、バレエと
せがんでいたんだと思う。
ただ何故か、なんの説明も
受けないまま、まるでバレエの体験など、
行ってもいないかのように、
話に出なくなった。
私は、いつまた、
バレエに行けるのか!
と楽しみにしていたのに、、、
一向にバレエのバの字も出なくなった。
今、考えれば家計の事情が
あったに違いない。
気づいたら、このレベルまで上達したら、
ピアノを買ってあげるからねっ!
と母から言われて、ピアノを習っていた。
そんなある日、
母が私に市の合唱団に入るテストを
受けるようにと、
こちらの気持ちも確かめるでもなく、
私に強引に勧めてきた。
小学校の高学年の頃だっただろうか、、、。
何が起きたかは、明日にしましょう。
また、黒歴史の箱を開けることになる。

スポンサーリンク