バンドを辞めた、その後に

音楽の話を書きたい、
その前段階で、こんなにも、
自分がトラウマに近い
苦い思いを抱えていたとは、、、。
最後は、「辞める」の話。
これは、一番良くない過去の出来事。
ただ未来に繋がる出来事。
これがあったから、
大学時代の4年間を、
あのバブル時代の浮かれたい時期に、
合同コンパや夜遊びとは、
程遠いところで、脇目も振らず、
ジャズバンドの練習に、
情熱を傾けることができたのだ。
高校に進学して間もなくの頃、
どうしてもやりたい事があった。
それは、バンドに入りたかったのだ。
当時は、空前のバンドブーム、
テレビのオーディション番組から、
(確か、イカ天=
『三宅裕司のいかすバンド天国』
というタイトルだった、
そうだ、そうだ。)
次々と人気バンドが生まれ、
バンド活動に憧れていた。
ひょんなことから、
高校に入学してすぐに、
3年生の先輩バンドでキーボードに
空きがあるとの事で、
そのバンドに加入させてもらえたのだ。
確か、日本のヘヴィ・メタルの代表格の
LOUDNESS(ラウドネス)の、
コピーバンドだった??と思う。
かなり、ハイレベルな
バンドだった。
私は、練習に数回参加しただけで、
逃げるように、辞めてしまった。
メンバーの先輩方は、
優しく接してくれた。
大変申し訳なく思う、迷惑もかけた。
辞めた理由は、「違和感」
自分とヘヴィ・メタルとの
音楽性の「違和感」。
その当時、
かなり目立ったていたその、
先輩方の中に、地味な自分が居る、
「違和感」、、、。
大学に入学して、
いろんなサークルの
お誘いを受けた。
その時に、
ランチをご馳走してくれた、
中国研究会の先輩方に、
何気なく聞いた。
「この大学に、
ジャズのオーケストラの
部がありますが、
どうなんですか?」
その先輩方は、間髪入れずに答えた。
「あそこの部は、すごい!!
かっこいい!!
すごく頑張っている部だよ。」
「あそこの部は、本当にかっこいい!!」
そんな風に絶賛される部に入って、
自分も大学生活を送ってみたい!!
それが、私が、
【愛知大学軽音楽部
 BLUE STARS JAZZ ORCHESTRA 】
に入部した理由だった。
(今の現役メンバーは、
私の子どもと同年代だ。)
相変わらず、
入部の理由が薄っぺらい。
そして、ヘヴィ・メタルバンドを
「辞めた」というより、
「逃げた」に近い、、、。
逃げ続けた、音楽との関りから、
前進したかった。
ところで、JAZZの知識??
全くありませんよ、、、。
アドリブ??
クラシックピアノですから、
アドリブなんて無縁ですよ。
JAZZミュージシャン??
辛うじて、知っていたのは、
阿川泰子さんくらいですかね。
知らないから、
飛び込めたんですよ。

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