早すぎる、別れ。

先週の日曜日の夜は、
お別れをしてきた。
当時、私が、大学4年生の時に、
新入生で入ってきた、
彼にお別れをしてきた、、。
もう、何年も前に、
名古屋を中心に活動されている、
タレントの矢野きよ実さんの
講演を聴かせて頂いた事がある。
矢野さんは、書家でもあるため、
講演の内容は、東日本大震災の後、
東北に行かれて被災された方に、
今思う気持ちを、思うままに
自由に書に書いてもらい、
その1年後にもう一度、
書に今思う気持ちを
書いてもらったその時の話が
主な講演内容だったと思う。
多くの方が犠牲者となり、
また、残された遺族の方が
書に託した、思いの言葉が、
心を揺さぶる講演だった。
そのお話の流れで、
「順送り」という話をされた。
正直、「順送り」という言葉で、
お話をされたかどうかも、
定かではない。
ただ、話の内容がとても印象に残り、
今でも覚えている。
「順送り」とは、年の上の方から
順番に、お別れをするのが、
一番の幸せの形。だという事。
幸せという表現はされていなかった
かもしれない。
自然の形だということ。
順番に送り出せたとしても、
残された方々は、辛い気持ちを
引きずると思う。
祖父母・両親、、、年の上の方から
順番に送り出すことが
自然の流れで、この順番が間違って
しまう事ほど、悲しいことはなない。
という内容だったと思う。
当たり前のような、話だが、
この当たり前が、
当たり前でなくなった時、
悲しいを通り越して、
やりきれない気持ちになる。
彼は、卒業してからも、
ずっと、音楽を続けていた。
その、沢山のお仲間の方が、
お別れに来られていた。
生前の彼の知らない一面を
教えてもらったような気がした。

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