子どもの知恵袋 ~教科書編~

今時の中学生の毎日の荷物が、
可哀そうなほど、重い、、、。
私の子どもたちも中学の頃は、
毎日リュックで、
山登りにでも行くのかと
思うほどの、
重たい荷物を担いで通っていた。
学校に置きっぱなしにすると、
盗難とか、、、
故意に隠されたりとか、、、
問題が起きる事があるらしい。
普段そんなに使用頻度の高くない、
資料なるものも、毎回持って
行くようなので、重くもなるわけだ。
私なんかは、重たいのが嫌で、
登校が面倒になりそうだ、、、。
大人が、そんなことを言っては
いけませんね。
でも、本当、、、。
私の中学生時代には、
女子は、通学カバンだった。
男子は、肩から斜め掛けの布製の
カバンだった。
補助バッグでボストンバッグを
持っていたと思う。
この頃の、ステータスは、
「いかに、カバンを細くみせるか」
ということだった。
カバンを細く見せるには、
どうしたいいと思います?
そうですよね!!
答えは簡単!!
学校に教科書を置いて帰るしかない。
当時は、資料は置いて帰っても
許されていたと思う。
ただ、教科書はダメに
決まってますよ。
家で、勉強できないですから、、。
みんな、いかに、教科書を学校に
置いていくかに知恵を絞る。
進路指導の先生や、
担任の先生も、
教科書を置いていった前科のある
生徒には、目をつけ、
毎日、机を点検される
わけだから、教科書を学校に
置いて帰るのは、
至難の業でもあった。
私は、まじな生徒だったので、
学校に教科書を置いて帰るのは、
早い段階で諦め、
なるべく補助バッグに教科書を入れ、
通学カバンは細くなるように、
涙ぐましい工夫をしていた。
でも、諦めない、不屈の精神で、
先生との攻防戦を広げる同級生もいた。
教室の床下に隠し、、見つかり、、、と。
ある日、その手口を先生に摘発され
あまりにも、面白かったので、
先生も叱れなかった。
いや、絶対に内心笑っていたと思う。
教科書の隠し場所は、盲点だった。
当時、掃除用の「ぞうきん」を
使用後は、絞って簡易の選択干し
に、二つ折りにする形で
かけていた。
その雑巾の下に、教科書を同じように
真ん中のページを開き、ぞうきんに
隠れるように、かけて隠して
いたのである。
グッドアイデア賞!!!と叫んでいた!!
私の心の中で、、、。

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