愛犬の老い


我が家の愛犬、くーすけくんは、
名古屋市動物愛護センターから、
譲渡してもらい、家族になって
今年で11年になる。
譲渡してもらった時は既に成犬で、
推定1.5歳だったから、それも踏まえると、
12歳を超える訳だ。

我が家に来た時は、元気いっぱいだったし、
中耳炎に2回ほどかかった以外は、
ほとんど病気らしいものには、
かからなかった。
お散歩は今も大好きで、くーすけくんは、
このまま、愛らしいまま
ずっと変わらないのではないかと、
勘違いしそうになるほど元気だ。

でも、実際は、犬は人の何倍ものスピードで、
歳を重ねている。
最近、トイレトレーで上手く用をたす事が
時々出来なくなった。
はじめは、たまたま失敗しちゃったかな?
ぐらいで家族みな、軽く受け流していたが、
確実に今までとは、何かがちがう。
そして1日に何度も失敗をするようになった。
まだ3歳くらいの頃は、
構ってほしくてわざとする事はあったが、
それとも違う。

犬も老化が進むと筋力が弱くなり、
我慢のコントロールが上手く
できなくなるらしい。
この失敗を家族の誰もがくーすけくんには、
叱らない。
私たちが、学ぶべき事は、
当たり前にできていた事が、
ある日ある時から、突然できなくなっていく。
それが老いという事だ。
くーすけくんと暮らしていつしか、
くーすけくんは私の年齢を超えた。
くーすけくんの命の時間が、
短くなっている事を子どもたちも、
分かっていて、今を大切に大事に
くーすけくんとの時間を一緒に過ごしている。

くーすけくんなら、後10年は、
生きるよねって言いながら。

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