2月に入りましたが、
お正月は、お雑煮をしっかり
食べましたか。
私もお雑煮は、大好きだ。
母親が作ってくれた、お雑煮の中身は、
沢山の根菜が入っていた。
出汁と白醤油で味付けした、透明なおつゆ。
ぶりを炙った身が入っていると、パーフェクトだ。
これに焼いたお餅を入れて、
食べるお雑煮は、本当に美味しい。
これをお雑煮として、ずっと食べてきた。
ところが、名古屋に嫁いだ
初めてのお正月に、衝撃を受けた。
お雑煮が、今まで食べ続けていたものとは、
あまりにもかけ離れていたからだ。
まず、おつゆの色が、違う。
濃いめの醤油色。
しかももち菜という小松菜みたいな
葉っぱとお餅だけ。
最後にかつお節を入れて完成。
このお雑煮を見た時には、
ショックを受けた。
このお雑煮を何杯もお代わりするなんて、
ちょっと信じられない。
これが、お雑煮、、、、。
消化不良の気持ちのままで、
食べ始めたが、濃いめのお汁には、
濃厚な出汁が使われており、美味しかった。
このお雑煮の濃厚かつシンプルさは、
無駄なものは一切省いた、
最小限の旨味の代表ではないだろうか。
私が近年自分で作る、お雑煮は、
このシンプルスタイル。
でも、あの具沢山のお雑煮が食べたくなる。
母親に作ってもらった、あのお雑煮、、、
でも、これだけは、もはや、叶わない。
母親の味は、母親が作ってくれるから、
美味しいのだ。
母親の味が味わえるうちに、
時々甘えた方がいい。
今となっては、二度と味わう事が叶わないのだから。
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