想定外の、診断結果

1年程前のことになるが、
ある時期から、気づくと、
左のわきの下辺りに、
痛みを感じるようになった。

日常生活においては、
忘れてしまうような痛みではあるが、
夜寝るときなどは、
チクチク痛みを感じる。

リンパ腺の辺りだろうか、、、
初めは、そんなに気にしていなかったが、
だんだんとその痛みは強くなって
いくような気がした。
そういえば、、、、と思い出す。
母を乳がんで亡くしたことを、、、。
自分も、同じ病気なのかもしれない、、、。

そうこうするうちに、朝起きても、
痛みを感じるようになってきた。
日に日に、痛みは強くなって
いくような気がしてきた。
この、暗たんたる思いを
白黒つけるためには、
病院に行くのが一番だ、、。
でも、やはり、怖い。

色々な想定をして、乳腺外科に行き、
検査をしてもらう。
母親を乳がんで亡くしたことも告げる。
検査の結果が出て、名前が呼ばれれた。

いろいろな、想定をしていったが、
あまりにも想定外の答えが、
先生から返ってきたため、
えっ??っと疑った。

「お母さまが、乳がんで
 お亡くなりになられたのは、
 残念なことですが、
 全ての方が、遺伝するとは
 限りません。

 あなたの場合は、
 更年期障害だと思います。
 よくあるんですよね。
 こういう心配をされて、
 受信される方が、、、。

 痛いと思い込むと、
 余計に痛みを感じてしまうんですね。
 薬を飲むほどではないと思いますが、
 ご希望なら、漢方か何か薬を
 お出ししますよ。」

私は、まさか、こんな症状が、
更年期障害の一種とは思いもつかず、
腰が抜けたような気持になった。
一応、薬はまだいいです。
と言って病院を後にしたが、

その後、数日もたたないうちに、
痛みを感じることは
なくなった。
病は気から、、、、、。
とはまさに、この事。

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