あの時はごめんなさい

ここ最近、毎週末
犬の話で、恐縮ではあるが、
どうしても、これは、
と思うことがあった。

以前のブログでも、
紹介させて頂いたが、
私自身は、犬は大の苦手だった。
子どもの頃、野犬に襲われ、
近所の犬に手を噛まれ、
小さな犬でも、怖くて、怖くて、
犬と関わりのある人生は、
100%ないと思って生きてきたのである。

まだ、私が、愛犬のトイプードル
くーすけ君と出会う、ずっとずっと
前の事。
上の子どもが幼稚園の頃、
数人のママ友とのカフェに行き、
雑談のなかで、その中のお一人が、
こんな話をされた。
「先日、飼い犬が亡くなつて、
 子どもたちもとても悲しんだ。
 その日だけは、子どもたちも
 幼稚園や小学校を休ませることにした。
 上の子の小学校に、
 休む旨の連絡をした時、
 担任の先生に理由を聞かれ、
 ¨飼い犬が亡くなったので¨
 と話したら、担任の先生が、
 そんな理由で、子どもを休ませるのか、
 という、感じの返答だった。
 頭に来て、
 ¨飼い犬は、家族と一緒なので!!¨
 と、きつく返答して、電話を切った。」と、、、。

当時の私は、飼い犬を家族とみなす感情が、
全く理解できず。
担任の先生寄りの、考えだった。
でも、ママ友との関係は、大人の関係。
深く同調するように、相槌を打った。
心の中では、さめざめとした気持ちで、、、。

今となっては、くーすけ君が、
我が家にやってきて、11年目を迎え、
心臓弁膜症と老化で、
今までできていたことが、
すこしずつ出来なくなっている。
それでも、毎日、くーすけ君と、
過ごしていると、最近こんな
感情が芽生えてきた。
後、残されたくーすけ君の時間、
(1年未満かもしれないし、
 まだ数年かもしれない。)
この間は、仕事を休職して、
ずっとそばに居たい、、、と。
正直、もし、くーすけ君の存在が、
無くなってしまったら、、、
一日どころでなく、
数週間も外には出られないだろうと。

iつも、部屋の中では、後をついてきてくれて、
しまいには、台所で食事の準備をしていたら、
食器棚の空白スペースに入り込んで、
近くに居てくれる、くーすけ君。
(髪が少し伸び気味)

あの時の、ママ友の発言に、
今なら、心から同調して、
一緒に泣いてしまうかもしれない。
あの時は、ごめんなさい。
である。

 

スポンサーリンク