経験で常識は測れない!【運動会】前編

経験で常識は測れない!【運動会】前編
経験値がたより
年齢を重ねると、
自分の経験値=一般的な標準・一般常識だと、
無意識に勘違いしてしまう事が多々ある。
その、勘違い常識をことごとく
覆された出来事がある。
初めての運動会
子どもたちが通っていた小学校は、
運動会が6月頃にあった。
その時点で、秋=運動会の思い込みを
覆されているのだが、これはまだいいとしよう。
地域性ってものもあるし。
長男が小学校へ入学して、
程なく、6月に行われる初めての運動会の練習が始まった。
意識が高いから?
ある日、彼は少し悔しそうに、こう言った。
「かけっこ(運動会の徒競走)の練習で、
いつも3位にしかなれない…。」私も、自分の頃を思い出す。
私もかけっこは速くはなかった。
いつも、4位か5位くらいだったなぁ。
私は息子に言った。
「3位なんて、たいしたものだよ。
だって表彰台に上がれるのは、3位までなんだよ!」
なんだか、久々にいいアドバイスができた。
複雑な表情の息子の前で、
私は優しくうんうんと、頷いた。
こういう意味だったのね
運動会当日、私は開いた口がふさがらなかった。
彼の言葉の本当の意味を知った。
息子が通った小学校は、1学年、1クラスしかなかった。
しかも、生徒数は20数名。
かけっこ(徒競走)は3名づつで走っていたのだ。
3位=ビリって事。
あの息子の複雑な表情が、脳裏をよぎる。
自己満足のアドバイスが、虚しく心の中で響いた。
つ、づ、く、、、。

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