【お祭りで見かけたヒヨコたち】可愛がるだけでは育たない、思わぬ環境で育った一羽の話 中編


お祭りで、お子さんにせがまれて、
ヒヨコを買った、
お隣のお母様(以下・Aさん)が、
ヒヨコに奇跡を起こした続きの話。

ガスの給湯器(周りを囲ってあり、
 ふたもついて小さな小部屋のような
 空間があった。)
その「給湯器の小部屋」
(と、以下呼ばせて下さい)に、
入れて一晩ほおって置いたら、
翌日、ヒヨコたちは、
ピヨピヨと元気だった
Aさんは、何かの偶然だと
思ったらしい。
まあ、数日くらいのものだろうと
思っていだが、2日経ち、3日が経ち、、、
ほとんどは、亡くなってしまったが、
ずっと元気でピヨピヨしているヒヨコが
一羽だけ残った。
後付けで、考えると、
この「給湯器の小部屋」は、
屋外でも、保温機能が保たれ、
偶然にも、ヒヨコが生育するには、
もってこいの環境だったようだ。

Aさんは、そのヒヨコに愛着が湧き始め、
餌や水やりをして様子を見ていた。
ヒヨコは、毎日元気に育って行く。
そして、1週間がたち、、、
Aさんの自宅でヒヨコがいるらしい、、
そんな、噂は、狭い団地内に
瞬く間に広がった。
その頃、Aさんには、
ある悩みが生じた。

ある悩みとは、、、
日に日に、ヒヨコが大きくなり、
(これを成長と呼びます。)
狭い「給湯器の小部屋」
閉じ込めておくのが可哀想だと。
運動が必要なのではないかと、、、。
でも、Aさんは生き物が苦手、、
どうしたもんかと、、。
そして、お隣の活発なちょっと変わった、
小学生高学年(当時)のNaokoちゃんに
お声がかかったのである。
(私は、Aさんを面白い方だと
 思っていて、Aさんは、
 私を変わった子どもだと
 思っていたんですね…笑)
Aさん自身のお子さんでは、まだ、
小さくて頼めないと考えたようだ。

Aさんは、ひらめいた!!
Naokoちゃんに
学校から帰って、
時間がある時で構わないので、
庭に出して少し遊んでもらえばいい!!
正式に母に、相談があった。
幼少期、
白い生き物の正体を探るべく、
奮闘したNaokoちゃんが、
断る理由もない。
いや、楽しみすぎて、、、、
願ったりかなったりの相談だった。
お隣さんの、ヒヨコには、
興味津々だったからだ。

そして、頼まれてもいないのに、
無謀なチャレンジをする決意
密かにしていたのである。
ニワトリは、
飛べない鳥となっているが、
この時期から、訓練すれば
飛べるようになるのではないか!
この子を、
飛べるニワトリに育てよう!!

来週に続く!!完結

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