シューフィッターさんに靴を提案してもらった結果が、なぜこうなったのか、、、不思議な結末。後編

何気なく、デパートの靴売り場に立ち寄り、
あるお店の前で、
「シューフィッターによる相談会」
の催しに惹かれて、その中に足を
踏み入れ、作を眺めていた。

シューフィッターさんに、声をかけられ
暇だったので、自分の足を知るのも勉強と
無料で測定して頂く。
その方、
「臨床工学技士 シューフィッター」
という肩書なのだ。

自分の足の特徴を詳しく聞くことになる。

その後、そのシューフィッターさんが、
「僕は、臨床工学技士として、
あなたの足の特徴を知ってもらえば良くて、
 決して買ってもらうことが、
目的ではないので、無理に購入は、
勧めませんが、あなたの足にぴったり合う
靴を、一応お勧めします。と、、。」
私が、ショートブーツを探しています。
と答えると、
その、シューフィッターさんがお勧めの
ショートブーツを持ってきてくださった。

履いてみると、なんだか。
足首はしっかりと支えられている感じが
するが、長距離を歩くと必ず足が
痛くなる予感がした、、、。
でも、ブラックの本革の型押しのエナメルで
うっすらと桜の絵柄のなかなかオシャレな
ショートブーツだった。
値段によっては、せっかくここまで親切に
見ていただいたし、お勧めの靴を購入して
みるのもありかも、、、。と思い、
私は、お値段はいくらですか?
と、尋ねると、
6万5千円ほどです!」
「自分の足のことを考えたら、
決して高い値段ではありませんよ。」
とのこと。

イヤイヤ、、、内心私の中で、
NGカードが、、どんなに自分の足に
合っていても、この値段は、自身にとつては
高すぎる、、、、。
だって、、、予算1万5千円くらいだったし、、、。
(奮発してもね。)
やんわり、痛くなりそうとお断りしたら、
後、2足くらいお勧めを提案されたが、
どこかが、痛くなりそうで、
デザインも私が求めているものではなく、
エレガントな感じを求めていたが、
カジュアル系の物だったし、
(山歩きするみたいな、、、。)
値段も5万円前後のだったので、
自分にぴったりの物を探すということは、
自分自身に最大の投資をしなければ
いけないのだなぁ、、、。
と感じながらも、もうどうやって、
差しさわりなくお断りして、ここから、
脱出するかを考え始めていた、、、。

そんな時、
「じゃあ、最後に、あ~これは、
お客さま気に入ると思うなぁ、、、。
でもなぁ、、、形としては、どうかな。
在庫があるか見てきますね。」
と一足のショートブーツを手に、
どこからか、現れた、、、。

ちょっと!!
素敵なショートブーツじゃない!!
問題は、値段。おいくらですか?
と尋ねると、

「これね~、今たまたまセールで、
2万8千円(別)です。」
「こちらは、ドイツの職人さんが作る
メーカーで本当にいい靴だし、
この値段は、今後ないと思います。」

私は、頭の中で、予算は多少オーバー
するけど、この靴なら、欲しい!!
とも思った。履き心地もやわらかくて
なにより、
デザインが求めていたものだった。
足にも優しそう、、、。
「こちらを、頂きます!!」
そういうと、そのシューフィッターさんが、
「やぁ~やはり、
気に入っていただけましたよね。
でもね~、これはね~、
あ~、、ご案内するんじゃなかったな、、、
この靴はね、やわらかすぎて、
あなたの足には、お勧めしません!!

ええええっ!!!

その後、買います。お勧めしません。
の押し問答が続き、
わたしは、購入を諦めた。
シューフィッターさんが、
申し訳なさそうに、最後の靴を
見せたことを謝った。

良い方だと思う、、、。
一度は今後その方の進める靴を
購入してもいいかもしれないと
思った。
「僕は、臨床工学技士として、
あなたの足の特徴を知ってもらえば良くて、
決して買ってもらうことが、
目的ではないので、無理に購入は、
勧めません、、、、。」
この言葉に嘘はなかったのですね。

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