道を聞かれる

地元になじむ
名古屋に住み始めて、約20年。
すっかり、名古屋っ子になった、私。
多治見出身であることを、
誇りにしながら、岐阜市出身の友人と、
岐阜市と多治見市がどちらが都会か
という事について、むきになって主張し合った
頃が懐かしい。
もしくは、もっと身近で、
土岐市と多治見市がどちらが都会か
という事について、むきになって主張し合った
頃が懐かしい。

今住む場所は、
名古屋駅から徒歩15分とかからない。
とても、便利な場所に住んでいる。
かといって、交通量もさほどなく、
静かで住みやすい場所で、気に入っている。
ただ、一歩その場所に、
入り込んでしまうと、
どこを歩いているのか、
どこに向かったらいいのか、
初めての方は、わかりにくいのかもしれない。

来る来る、道を尋ねて来る!
ここに住み始めて、
人から、道を尋ねられることが非常に
多くなった。
道に迷った方・・・と、
ここに住む私・・・。
不思議とお互いがわかるのである。

毎回親切にご案内して、
お役に立てたかしらと、自己満足。
でも、道を尋ねてくる皆様は、
知らない。
私が、『ど』がつくほどの、
方向音痴で、東西南北の方向感覚すら、
よくわかっていないことを・・・。

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