忘れられない夢
10代の高校生の頃は、
感受性豊かな年代だからか、
いわゆる予知夢を時々見た。
その中で、今でも忘れられない予知夢がある。
高校に入学して間もなく見た夢だ。
私は同じクラスの男の子と二人で
暗い山道を歩いている。
夢の中で夢を見ている自分の意識があった。
その男の子とは、クラスは同じだが、
まだまともに話したこともない。
夢を見ながら、
何故この男の子と二人で歩いているのだろうと、
考えながら夢を見ていた。
会話は、、、、、ほとんどない。
暗い山道を二人で歩いている時に、
唐突にその男の子が言った。
「もっと、長かったら良かったね。」
「・・・・・」
夢の中でその男の子の言葉に私は答えなかった。
私は、無言だった。
何故,何も返事をしなかったのか。
何が長かったらよかったのか。
不思議に思いながらそこで夢は終わり、
同時に目が覚めた。
ただ、先程自分の夢が現実にあった事のように、
内容をはっきり覚えていた。
この事だったのか!!
夢の事を忘れかけていた、
夏の季節に高校の二泊三日の野外授業があった。
1日目はキャンプファイヤー、
2日目はくじ引きで相手を決めペアになって肝試し。
ペアになった男の子とは、
あまりまだ話をしたことがなかった。
肝試しのコースは思ったほど、
怖くもなくただ、暗い山道を歩くだけだった。
これでお終い?って感じだった。
その時、その男の子が、突然
「もっと、長かったら良かったね。」
と言った。
私は夢の場面を思い出し、
心の中で叫んだ。【この場面夢で見た事ある!!】
「・・・・・」
心の中で、夢と現実がつながった事に
びっくりして、その為、私は彼の言葉に、
返事ができなかったのだ。
これって、予知夢ですよね、、、。
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