夏のサインはどこに行った

今から、数十年前に遡るが、
夏といえば、私は入道雲だった。
実家の庭から空を見上げると、
あのモクモクした雲が
迫ってくる迫力が怖かったが、
夏休みの始まりを告げる
サインでもあった。
よく空を見上げてあの入道雲は、
どのようにして作られるのか、
不思議に思っていた。
(ここで終わらせないで、
突き詰めていたら、
今は科学者だったりして。
ここで終わりましたが。)
今は、実家に帰って空を見上げても、
あの、立派な入道雲が
見ることが出来なくなった。
この何十年で間違いなく
何かが変わった。
夏は、暑いではなく、熱い
という表現が正しいと思うほど、
暑さの質が変わった。
あの入道雲を見上げいた頃には、
誰もが想像しなかっただろう。
多治見市が日本で一番暑い街と、
ニュースを賑わせてから、
毎年この時期には、
治見市が必ずランクインして、
暑さを競う市となった。
私は、今は自称名古屋っ子だが、
地元の友人や家族は、やはりニュースで、
1番暑いではなく、2番だったりすると、
なんだか悔しい気持ちになるらしい。
そりゃなんだって1番がいいですから。
私も実家に帰って、多治見駅前の、
うながっぱちゃんの温度計が、
40度を超えていると、
ついつい、撮っちゃうんです。

昨年思わず、撮っちゃいました。
そりゃ、多治見が大好きですから。

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