こんなに楽でいいのか、、、。

4月からの新学期を迎えるにあたり、
毎年、必ず必要なものって色々あるが、
特に感慨深いもの、、、、

それは、「ぞうきん」である。
毎年、新学期に一人1枚〜2枚ほど持ってくるように、
と持ち物リストに入っていたと思う。

これがね、私が昭和時代の子どものころは、
親が手縫いで縫うものが、
「ぞうきん」だった。
母親も、手縫いで作ってる姿を見てきた。

「ぞうきん」は手縫いでなければならない、
それは、ずっと頭に植え付けらていた。
理由もある。
「ぞうきん」はまず、
使い古した布またはタオルでないといけない。
生地が柔らかい方が、
ふきやすく、固く絞ることができるからである。

また、手縫いの方が、
布の伸び縮みの遊びができて、
布地が引っ張られないからである。
私が、母親になって子どもの持ち物で、
「ぞうきん」と書かれていた時
この、「でなければならない」の呪縛が解けず、

意固地になって手縫いで頑張っていた。
ただ、家事のジャンルの中で、
一番苦手なのは裁縫、、、。
裁縫が苦手な人が、「ぞうきん」を縫うと
どうなるか、わかります??
縫い目が雑で、しかも、白地のタオルに
色付きの糸で縫ってしまったので、
(裁縫に関してのセンスゼロ)
縫い目が荒くて、目立ち、
小学生の低学年の家庭科レベル
(失礼、、私の場合はそれ以下)
の出来になった。

それでも、雑巾だし、多少雑でも、、と、
手縫いにこだわった、その結果、
流石に子どもからも、ちょっと、、、
ママ、、、これは、、、と、、、、言われ、
よほどのこと出来だったのだろう。

ある日、100円ショップに行くと、
「ぞうきん」が2枚組で売られていた。
私は、自分に問う、、、もういいよね。
ここで、「ぞうきん」を購入しても、、。

購入しましたよ。
今までの私の苦痛は
何だったのかと思うほどに、
解放された瞬間だった。
心から、ありがとう。
その後、もちろん「ぞうきん」は、
100円ショップで購入する。
そして、私は、さらなる飛躍を遂げ、                
息子の高校時代、体育祭で必要だった、
「ぜっけん」も100円ショップで
購入するようになるのである。

 

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