それでも、花は咲く

毎日、毎日、
ニュースのトップの
話題に上り続ける、
新型コロナウィルス。
世界規模となった、今、
防護服を着た警官の映像や、
外出している人達を厳重に注意している
警官の姿など、海外のニュース映像で、
さらに、事の深刻さが、
ひしひしと伝わってくる。
各国の首相の、心からの呼びかけが、
心を打つ。

出来ることは、意識を持った、
自己管理でしかない。
とにかく、外出を避ける事しか、ない。
先の見えない、不安感と皆戦っている。
暖かくなって、桜が開花し始めた。
春の陽気が、事の事態を忘れさせて、
外へ出ておいで、と誘いをかけてくる。
美しい花々が、いたるところで、
咲き始める。
ふと、思い出す。
まだ、何も終息していない。

私の住む近くで、スミレが咲いていた。
コンクリートの割れ目から、
芽を出し花を咲かせた。


自分が、新芽だったら、、、、
頭上に硬い硬いコンクリートがあったら、
芽を伸ばすことを、諦めてしまいそうだ。

どうやって、ここに、花を咲かせたのか。
花を咲かせるまでの、
過酷な物語を、誰にも気づかれずに、
終わってしまうかもしれない。
でも、私はその花の姿に、
勇気をもらったよ伝えたい。

そして、ふと周りを見渡せば、
春の花がいたるところで、
咲いている。
桜を見に行かなくても、
道端の、足元に咲いている、
小さな花に気づいてあげる。
道路わきの歩道の木々の、いろんな花に
気づいてあげる。

必要な外出時に、少し気を配って、
普段気にかけない、春の花たちに
気づいてあげる。
今年は、そんな年でもいいと思う。




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